フェイスラインがすっきりしていると、顔だけでなく体全体のバランスがスリムに見えますね。
しかし、食事制限や運動などのダイエットでは、顔周りの脂肪だけを重点的に落とすのは難しいです。

そこで注目を集めているのが、注射をするだけでフェイスラインの余分な脂肪を落とすことができるという輪郭注射です。

この記事では輪郭注射の特徴や効果、注射を受ける際の注意点などについてまとめました

■輪郭注射とはどのような治療方法なの?

輪郭注射とは、アゴや頬などに脂肪の代謝やリンパの流れを促進する薬剤を注射することで、フェイスラインをスリムに見せる小顔治療の一つです。
輪郭注射という名称は株式会社イリョーキの登録商標で、製造元はスペインのSimildietというメーカーです。

類似の小顔治療の注射薬として、BNLS(Brand New Liposculpting Solution)という製品がありますが、こちらは韓国産で、輪郭注射とは異なります。下記に輪郭注射の詳しい成分や、メリット・デメリットなどの特徴について説明します。

輪郭注射の成分

輪郭注射は、リポトロフィン(Lipotrofin)とメタボライツ(Metabolites)という2種類の薬剤を混合して注射します。リポトロフィンは、セイヨウトチノキ由来のサポニン、セイヨウクルミ由来のαリノレン酸、アミノ酸の一種であるチロシンを主成分とし、血流やリンパの流れを促進させる作用があります。

メタボライツには、ヒバマタという海藻から抽出される成分や、アデノシン三リン酸といった代謝促進成分が配合されており、脂肪の分解・代謝を促進します。

輪郭注射は、ヨーロッパなどではメディカルハーブとして扱われる植物由来成分を中心に配合されているほか、医学的に脂肪分解効果が知られている薬剤も含まれているため、安全で高い効果が期待できると言われています。

輪郭注射のメリットとデメリット

輪郭注射の特徴として、治療後の腫れや赤みといった副作用が少ないことが挙げられます。メスを使った外科治療や物理的な脂肪吸引と異なり、注射による治療なので、施術時間が短く、抜糸のために通院する手間がかかりません。

また、従来の脂肪融解注射では、脂肪細胞を溶解させるために炎症が起き、強い腫れや痛みが避けられませんでしたが、輪郭注射は同等の脂肪融解効果があり、痛みや腫れが大幅に少ないのがメリットです。

ただし、輪郭注射は、部分的に脂肪を減らすのに特化していますが、顔全体にたるみがあったり、筋肉の盛り上がりによって顔が大きく見える場合は、脂肪を減らしただけでは改善が難しいため、他の治療方法のほうが効果的であると考えられます。

輪郭注射の効果

輪郭注射は注射後、通常2~3日後に効果が現れはじめます。1回の注射でも脂肪を落とす効果がありますが、フェイスラインをすっきり見せるためには、3~4回の注射が効果的と言われています。複数回注射する際合は、1~2週間の間隔を開けて行います。

さらに小顔効果を高めたい場合は、頬やアゴの下の脂肪に対して輪郭注射を行い、エラ部分の筋肉のハリにボトックス注射を行うなど、他の治療方法を組み合わせた方法が提案されることもあります。

輪郭注射の副作用や注意点

輪郭注射は、外科治療を行うことなく、注射1本で脂肪を減らせることから、比較的手軽な小顔治療として人気がありますが、一定の効果を得られる分、副作用などのリスクがある点も注意しなければなりません。

輪郭注射では、重篤な副作用は報告されていませんが、クルミ抽出成分を使用しているため、食品のクルミにアレルギーがある人は注射によってアレルギー症状が現れる可能性が考えられます。

また、注射による治療ですから、治療中や治療後の痛みが気になる人も多いのではないでしょうか。

輪郭注射の痛みの程度

輪郭注射の痛みは、病気や怪我の治療の注射と同様で、耐えられないほどの痛みではありませんが、全く痛みがないわけではありません。注射後数日は、筋肉痛のような痛みを感じることがありますが、1~2週間程度で収まる場合がほとんどです。

麻酔の使用について

クリニックによっては、痛みの少ない極細の注射針を使用したり、皮膚に塗るクリーム状の麻酔薬で痛みを軽減しているところもありますから、痛みが気になる人は相談してみるとよいでしょう。

ダウンタイムの症状や期間

美容医療では、治療を受けたことで発生する腫れや赤みといった症状が収まるのに必要な期間をダウンタイムと呼びます。

輪郭注射では、注射直後に軽度の腫れや痛み、注射針が毛細血管を傷つけることで発生する内出血といった症状が現れることがあります。

腫れや痛みは数日以内に、内出血は1週間程度で消える場合がほとんどですが、比較的ダウンタイムが少ないと言われている注射による治療でも、このような症状が起こるかもしれないことを考慮した上で治療に臨みましょう。

まとめ

輪郭注射は小顔治療の一つで、注射によって脂肪を溶解・排出して顔周りの脂肪を除去する効果があります。植物由来成分を中心に配合された薬剤で、他の脂肪溶解注射に比べて、腫れや痛みなどの副作用が起こりにくいという特徴があります。

ただし、筋肉のハリや骨格の形が、顔の大きさに影響している場合は、輪郭注射以外の治療法のほうが有効である場合があります。