思春期で自分の体型が気になる中学生や高校生の中には、注射するだけで痩せられる脂肪溶解注射に興味があるという人も多いと思います。
脂肪溶解注射は未成年や子どもでも受けることができるのでしょうか?

また、高齢の人や男性でも、健康や美容のためにダイエットに励んでいる人を多く見かけます。
脂肪溶解注射は年齢や性別に関わらず実施することができるのかどうか調べてみました。

脂肪溶解注射が受けられる年齢は?

脂肪溶解注射に年齢制限はある?

医学的には痩身目的の脂肪溶解注射において、年齢による制限はありません。
一方で、外科的治療を行う脂肪吸引では安全性を確保するため、年齢や健康状態などの条件を満たす必要があります。

安全性の面で脂肪溶解注射は外科的治療ではなく、脂肪吸引手術を比べ、体への影響が少ないです。
ですから、原則的には誰でも治療を受けることが可能です。
ただし、下記の年齢は効果が十分でない場合があります。

中学生、高校生などの10代の方

脂肪溶解注射は脂肪細胞そのものを分解・除去するので、脂肪細胞を小さくするだけのダイエットと異なりリバウンドしにくい治療方法であると言われています。

しかし、10代の人は体が成長過程にあり、他の組織と同様、脂肪細胞も増殖しています。
このため、脂肪溶解注射によって一時的に脂肪を除去できても、将来的にリバウンドしてしまうリスクが他の年代よりも高くなります。

このような理由から、クリニックによっては18歳以下の人の治療を行っていない場合があります。
また、体への美容医療の施術は少なくとも初潮を迎えて第二成長期が終わってからのほうがよいとされています。

60代、70代以上の年配の方

脂肪溶解注射は全身麻酔を伴う外科手術と異なり、薬剤を注射するだけなので体への負担が少なく、健康上問題がなければ年配の方でも受けることができます。

ただし、年配の方の場合、脂肪を除去した部分でたるみやシワが発生することがあるので、脂肪を取っただけでは理想とする結果が得られない場合があります。

顔への注射の場合は引き締め効果のある薬剤を同時に使用したり、ボトックスやリフトアップなど他の治療と組み合わせるとより効果的でしょう。

親の同意書があれば未成年でも施術が可能?

たいていの場合、未成年者が脂肪溶解注射などの美容医療を受ける際は、親権者の承諾が必要です。
これは、未成年の行動は親権者の責任になるため、支払いや万が一のトラブルの際に未成年の患者本人だけでは対応できないことがあるからです。

なかなか親権者の同意が得られない場合は、クリニックのパンフレットを見せたり、可能であれば一緒にカウンセリングを受けて、医師から治療の効果やリスクなどについて説明を受けると親権者も検討しやすいでしょう。

ただし、親権者の承諾があっても医学的に治療に適さない年齢である場合は、クリニックによっては治療を受けることができないことがあります。

思春期のうちは脚の太さや顔の大きさなど、体型が気になる人が多いかと思います。
ですが、上記の項目に記載した通り、脂肪溶解注射は体の成長が落ち着いた18歳以上で受けるほうが効果的です。

男性でも脂肪溶解注射を受けることができる?

脂肪溶解注射による痩身治療に性別による制限はありませんので、男性でも治療を受けることができます。
そもそも男性が美容クリニックに通うことができるのか気になっている人もいるかもしれませんが、女性専用が多いエステサロンと異なり、美容クリニックは男女ともに対応している場合がほとんどです。
Webサイトなどで、症例を紹介するモニターとして男性を用いているクリニックもありますから、治療後のイメージとして参考にしてみるとよいでしょう。

男性も女性と同様に、脂肪溶解注射で皮下脂肪を除去することができますが、男性は女性に比べて、皮下脂肪よりも内臓脂肪による肥満になりやすいため、お腹周りの施術を希望している場合は注意が必要です。
皮下脂肪は脂肪溶解注射や脂肪吸引などの治療で分解・除去できますが、内臓脂肪は美容医療による治療が難しいため、食事制限や運動を中心としたダイエットで除去するしか方法がありません。

まとめ

脂肪溶解注射は、体に負担の少ない治療法であるため、医学的には年齢や性別の制限なく、特定の疾患が無ければ治療を受けることができます。
ただし、成長期の人の場合、脂肪溶解注射で脂肪細胞を破壊しても、体の成長に伴って脂肪細胞が作られるため、効果が十分でなかったり、リバウンドしやすくなるなどのリスクがあるため、治療を始めるなら18歳以上が望ましいとされています。
高齢の人の場合は、脂肪を取っただけでは肌のたるみなどが発生しやすいため、美容目的ならば他の治療方法と組み合わせるとよいでしょう。
男性は女性に比べて内臓脂肪による肥満になりやすいため、皮下脂肪を除去する脂肪溶解注射では、痩身効果が十分に得られないことがあります。