注射した部分の脂肪を溶解・排出し、二重あごの解消や小顔治療ができるとして話題の輪郭注射は、脂肪吸引などの外科手術と比較して気軽に治療が受けられることがメリットです。

新輪郭注射(MLM注射)は輪郭注射の改良型として開発されたものです。この記事では、新輪郭注射(MLM注射)の特徴や、従来の輪郭注射との違いについて調べてみましたので、興味のある人は参考にしてみてください。

新輪郭注射(MLM注射)とは

新輪郭注射(MLM注射)は従来の輪郭注射の改良型で、フェイスラインの脂肪のボリュームを減らすことを目的とした輪郭注射に、引き締め効果をプラスしたものです。

原産国は、輪郭注射と同じくスペインのSimildietというメーカーです。下記に新輪郭注射(MLM注射)の詳しい成分や、メリット・デメリットなどの特徴について説明します。

新輪郭注射(MLM注射)の成分

新輪郭注射(MLM注射)には、従来の輪郭注射にで使用するリポトロフィン(Lipotrofin)とメタボライツ(Metabolites)という2つの薬剤に、マッスルビッグ(Musclebig)という引き締め効果のある薬剤を加えたものです。

リポトロフィンとメタボライツには、セイヨウトチノキやセイヨウクルミ、ヒバマタという海藻など、西洋ではメディカルハーブとして使用される植物由来成分を用いており、一部の脂肪溶解注射に含まれているステロイドやタバコ花弁由来ニコチンは使用されていません。

また、従来の脂肪溶解注射は、有効成分としてフォスファチジルコリンやデオキシコール酸などを使用していましたが、これらの成分は脂肪溶解効果以外に、炎症が強く出るため、注射後に赤みや腫れといった症状が避けられませんでした。

この点、新輪郭注射(MLM注射)や輪郭注射はこのような副作用はほとんどなく、脂肪を減少させる効果にも遜色がありません

新輪郭注射(MLM注射)のメリット・デメリット

新輪郭注射(MLM注射)のメリットは、輪郭注射と同様に、注射による治療であるため、外科手術や脂肪吸引のように抜糸の手間がなく、治療後の痛みや腫れが少ないというメリットがあります。

また、輪郭治療では、注射する度に、2種類の薬剤を混合する必要があったため、1セット4cc単位での注入でしたが、新輪郭注射(MLM注射)は、薬剤があらかじめ1本に混合されているため、1cc単位で注入が可能になり、必要な部位に臨機応変に対応できるようになりました。

ただし、輪郭注射と同様、筋肉のハリや骨格の形がフェイスラインに影響している場合は、脂肪の量を減らす新輪郭注射(MLM注射)では対応できません。

新輪郭注射(MLM注射)の効果

新輪郭注射(MLM注射)には引き締め作用が加わったため、元の脂肪の量が少ない人でも、フェイスラインをシャープにする効果が高まりました。

輪郭注射と同様に、代謝を促進させる作用があるため、注射後数日でむくみが解消され、フェイスラインがすっきりしたように感じるようです。

脂肪が分解されて見た目の印象に変化が現れるには、1回1ccの注射を1~2週間おきに4回ほど行う必要があると言われています。

過度に太ってしまうなどの影響がなければ、脂肪減少効果に大きなリバウンドは見られないようですが、引き締め効果に関しては、効果を持続させるためには、定期的に注射を継続したほうがよいと言われています。

新輪郭注射(MLM注射)の副作用や注意点

新輪郭注射(MLM注射)と輪郭注射では、従来の脂肪溶解注射と異なり、腫れや痛みなどの炎症を起こす副作用が少ないのが特徴です。

また、植物由来の成分を用いていますが、現在のところ、薬剤の成分による重篤なアレルギー症状などは報告されていません。

ただし、新輪郭注射(MLM注射)と輪郭注射では、クルミ抽出成分を使用しているため、クルミアレルギーの人は、注射を控えたほうがよいようです。

新輪郭注射(MLM注射)では、新たに引き締め効果のある成分が追加されましたが、こちらは全く新しい成分ではなく、メーカーであるSimildiet社が以前から他製品に使用してきた実績があり、今までに副作用は報告されていないとのことです。

このように、新輪郭注射(MLM注射)と輪郭注射使用する薬剤の成分に関しては安全性が確認されていますが、注射による治療であるため、他の皮下注射による治療と同様、注射を受ける前に確認しておくべき注意点があります。

注射針で刺す痛み

従来の脂肪溶解注射に比べると、注射時の痛みは相当軽減されたと言われてますが、完全に無痛であるわけではありません。病院によっては、痛みの少ない極細の注射針やマイクロカニューレを用いて痛みを軽減したり、皮膚に塗るクリームタイプの麻酔薬を使用しているところもあります。

針穴付近の内出血

すべての人に生じるわけではありませんが、注射針が偶発的に毛細血管に当たると、その部分が内出血することがあります。
ほとんどの場合は1週間程度で消える軽度のものですが、注射による治療では起こりうるリスクとして認識しておきましょう。

ダウンタイムの症状と期間

新輪郭注射(MLM注射)では、輪郭注射と同様に日常生活に支障をきたすほどの症状を伴うダウンタイムはありませんが、注射後1~2日は注射した部分に軽い痛みや腫れが起こることがあります。

また、内出血があると、1週間程度、青あざが残ることがありますが、コンシーラーやファンデーションでカバーすればほとんど目立たないようです。

まとめ

新輪郭注射(MLM注射)は、従来の輪郭注射に引き締め効果のある薬剤をプラスしたもので、フェイスラインをシャープに見せる効果が高まりました。

輪郭注射と同様、注射後の腫れや痛みといった副作用を抑えて脂肪溶解効果を得られるメリットがありますが、注射後1~2日は軽い腫れが見られることがあります。